これ僕が弁償するんですか?

前にバイトをしていた飲食店で、1ヶ月で辞めてしまった男の子がいた。そのバイト先は割とホワイトで、あまり1ヶ月で辞めてしまうような子はいなかったし、彼は色々やらかしてくれたのでよく覚えている。先に少しだけ情報を整理しておくと、彼は大学一年生…

好きの枯渇

好きな気持ちが枯渇したときのあの惨めさには何者も勝てないんじゃないかと思う。わたしは推しに向ける感情が何よりでかい。どんな男に女に人間に依存しているときより、アイドルを好きなときが一番精神的に安定しているし、没頭する。アイドルしか見えなく…

元親友

元親友とのことを話したら友だちに元カレかよと言われた。あれは恋愛じゃなかったとは思うんだけど、じゃあ元親友に向けていた感情より大きな感情を他の人間に抱いたことがあるかと問われればたぶんない。アイドルは別だけど。でもそれは決してあたたかい感…

思い出せないと思い出す

この景色を見ることはたぶんもうないんだろうなと彼らと会うたびに考える。この人数がこうやって集まって、笑って、うっすら衝突して、それもなかったみたいな冗談を言って。いわゆる卒業旅行としてある地方都市を訪れた。大学の同期十人はもうこの四年ずっ…

ココアじゃなかった

何もしたくない。できない。お腹すいてない。眠くない。やらなきゃいけないことがたぶんある。ないかも。とダラダラして1時間くらい経ったときに、唐突に思った。「わたしいま、ココアが飲みたい!!!!!!」欲望を言葉にできたのは久々だった。無気力でT…

借りっぱなしのしあわせ

借りっぱなしのしあわせ小さい頃、誘拐される夢をよくみた。そういう時、私はいつも非力で、どうしようもない絶望を味わうのだけれど、最後には、いつもヒーローが助けにきた。そのヒーローは日によってかわって、好きな男の子だったり、親友だったり、テレ…

モスバーガー

3ヶ月くらい前に始めた個人経営の塾のバイトで、たまに食べ物を恵まれることがある。基本的に食事代とかいって余分に給料をもらっているし、実家に帰ればいくらでも食べ物はあるのだけれど、彼らはわたしに食べ物を恵む。駅の少し手前の暗がりで、わたしは…

ラーメンを食べるという自傷行為

ラーメンを食べるということはわたしにとって一種の自傷行為だ。別にアレルギーがあるわけでもないし、極端なダイエットをしているわけではない。わたしはBMI18〜22あたりの「普通体型」を常にウロウロして「痩せたい〜」と言ってる女子大生のひとりだが、少…

新・タイタニック号の船員として

潰えるタイタニック号に乗っている気分だ。しかもわたしは船員。何かができるはずなのに何もできない。巨悪があるように思うのに発信源はどこにもない。世界はくそだ。沈みゆく船のうえで正義に震えたり美しいものを愛したりしても何にもならないのかもしれ…

あーあ

まあべつにそんなこと知ってたしさ、それがあなたであるって知らなかっただけなんだけどさ、今晩はそもそも気圧の感じがあんまりよろしくないし生理前だし気分がよくなかったからかもしれないけどわたしはそれなりに傷ついたよ。この人のこと割と好きだなと…

解なし

最終日、**に向かう車中、高速道路で周りの車のナンバープレートを眺めていた。「23-72」「81-31」。四則演算で10をつくる遊びは、おそらく多くの人に経験があると思う。あるトラックのナンバープレートが「・・75」だった。解なし。そういえば、この遊び…

読書感想文

おそらく、だけれど、わたしの文章についての原体験は、小学三年生のときの読書感想文だと思う。夏休みの宿題で必須だったそれのために、わたしはある本を読んだ。そしてその感想は、「主人公が可哀想だった」「武器なんてなくなればいいと思った」の二文。…

腰が痛いのでやめさせてください

雨が降ったので今日は休みます、喉元まで出かかったその言葉が空気を震わせたことはない。あとわたしはもうここ数ヶ月バイトを原因とする腰痛に悩まされてるわけだが、腰が痛いのでやめさせてください、もまだ言えてない。昔っから三半規管が弱くて、小学校…

地雷源は都営浅草線に

また間違えた。なんでわたしはそこに地雷があるよって教えてくれている渦中に飛び込んでいくんだろう。何度間違えても終わらないんだからもうはやく、2019.5.23

酔い止め2錠

ダメだ。何がダメなのかわからないけどもうダメだ。半ば冷たくなった風呂を出て顔に化粧水を塗りたくったらベッドにダイブした。今日も乳液とドライヤーは諦めるっきゃない。ドライヤーはおとといくらいに使った覚えがあるけど、乳液はもう2ヶ月くらい触れ…

わたし自身だけがうつくしくあってくれればよかったのに

めんどくさいからさっさと死んでしまいたいなあと思うことがある。積極的に死にたいわけではない。でも世界はこんなにも絶望的だし、わたしは死んでも償えないくらいの罪を重ねてきた気がする。小学生のころ、わたしに強くあたる友人Aがいた。わたしはグズで…

最近悲しかったこと

来年大学を卒業する。こうやってそれなりに研究にも真摯に取り組み、学ぶことに向き合い続けてきたわたしが、16年間という(一般的に)長くはない時間で学生生活を終えるのはなんだかおかしい気がする。院進、浪人、留年、わたしが選ばなかった世界はすべ…

女が全員亡命した国

修文55年。天皇が崩御した。といってもそれは日本においても世界においてもそれほど大きなニュースにはならなかった。というのも、日本国民が固有の情報媒体を持たなくなってもう10年近く経つし、何より現在進行形で我が祖国日本では大事件が起き続けて…

今日もやってしまった

今日もやってしまった。友人が友人を紹介してくれた。来ていたのはわたしと友人以外男の人だったが、それは恋人探しではなく、「こういう話」ができる人同士で集まりませんか、という会だった。友人はわたしをその筆頭として挙げてくれていて、わたしはその…

温玉うどんに天ぷらを追加する贅沢

コミュニケーションが苦手なのに、人の感情の機微はよく感じ取れる方だ。いま彼は不快に感じた、いま彼女はそれに気づいていない、その類のことは手に取るようにわかる。今日は就職先の内定者懇親会で、はじめて同期・予定と会った。彼らはそれぞれ別のバッ…

専業主婦になりたくない

そういえばわたしは、専業主婦になりたくなかったんだったと思い出した。就職先についてペチャクチャしゃべっていたとき、ふと「その会社でしかやっていけない人にはなりたくない」という言葉が口をついてでた。友人はまじめな顔をして「そりゃそうだよ」と…

飲み会に対する感情をどう定義していいかわからない

わたしは元来外向的な人間だ。わたしを知る人が聞いたら驚くと思うけれどほんとうにそうなのだ。ひとと話すのは楽しい。わたしの考えていることを共有できるとうれしい。ひとが楽しそうにわらうとしあわせなきもちになる。 そんなふうに平凡に外向的な人間で…

大学時代

終わりゆくものだなと思う。いつもわたしの大学の友人たちに会うときは暗い居酒屋か安いバーかだ。550円のスクリュードライバーを飲みながらいつだかの黒歴史を思い出させる外国の煙草を視界の端に置いて、もう二度とこの人たちには会わないかもしれないと思…